初めまして。ベルリン在住の小宮尚子(ひさこ)です。
東京で生まれ育ちましたが、今ではそれよりも長い歳月をこちらで過ごしています。
ベルリンは、ドイツの首都でありながら自然豊か。アルトバウと呼ばれる100年以上前の重厚な建物が今でも残る町並みは、クラシック音楽の作曲家たちが生きていた頃を彷彿させられます。
石造りのアルトバウの建物の中の、3メートルを優に超える天井高の練習室での音の響き、ベルリン・フィルハーモニー、国立歌劇場、コンチェルトハウスといった音楽の殿堂で開催される一流の演奏家が目白押しのコンサート、それぞれ趣向を凝らした演出で上演する3つのオペラ座、カラヤンが録音の会場に選んだ素晴らしい音響のイエスキリスト教会をはじめ、有名無名の音楽家たちにコンサートの機会を与えてくれる歴史ある様々な教会など、ベルリンは私たち音楽家とって素晴らしい環境です。
音楽を真剣に勉強されている皆さんは、きっと一度は国際コンクールや海外留学を視野に入れられた事があると思いますが、数えきれないほどいる音楽家の卵の中で、名だたる審査員や高名な教授の目にとまるのは、ひときわ音楽的な才能を認められたほんの一握り。
そこに辿り着く為には、まずは自分の音楽的才能を引き出してくれる本物の指導者に巡り逢うことです。
いくら努力しても結果が伴わない場合はご自身の才能に失望される前に、指導する側にも原因があるとお考えください。
”運も才能のうち”と言われますが、幸運にも皆さんはここで私と出会いました。
どうかあなたの才能を埋もれさせないでください。
”いくら練習しても上手くなれない、音楽の道を諦めよう”と、これまでに思われたことはありませんか?
ご自分の演奏にコンプレックスをお持ちの方こそ、一度私にご相談ください。
今は亡き私の父は東京を中心にピアノ教室を開き、多くの後進の育成に生涯を投じました。
父は東京音楽学校(現・芸大)在学中、野辺地勝久教授(安川加寿子、井口基成と共にフランスに留学し、ラザール・レヴィに師事。56歳で早世。)の門下でした。私が都立芸術高校音楽学部ピアノ科に入学し、本格的な音楽の道に進む事になったことで、父はかつて同門だった池本純子先生(当時は桐朋音大ピアノ科講師)に私の指導を託しました。
さらに、音楽家の基礎となるソルフェージュのためには、オペラ歌手伊藤京子の師でもある酒井弘名誉教授(勲三等瑞宝章)のもとで声楽を一から学ぶなど、素晴らしい指導者に恵まれました。
その後、桐朋学園大学音楽学部演奏学科(通称・桐朋音大)ピアノ科を卒業しましたが、在学中に目をかけていただいたジョルジュ・シェボック教授の薦めにより、その後はベルリン芸大へと進みました。
当時、ベルリン芸大最高峰とみなされていたクラウス・ヘルヴィッヒ教授のクラスには、世界各国から若いピアニストたちが集まり私も4年間その中の一人でしたが、桐朋音大在学中にピアノ演奏について覚醒を促されたミハイル・ヴォスクレセンスキー教授直系のエレナ・ラピツカヤ(故)教授とベルリン芸大で偶然出会い、運命を信じた私は迷う事無く彼女の門下に移籍し、念願だったロシア奏法を学びました。
このような経緯でドイツ(理論的思考)とロシア(感情表現)の其々最高のメソッドを伝授され、それによって多種多様なアプローチが可能になった私の指導方は他の追随を許さぬものであり、皆様の「最後の砦」だと自負しております。
将来の可能性を知る為に、まずは一度、私のレッスンを受講されてみませんか?
また、レッスンだけではなく「芸術の都ベルリン」もぜひ一緒にご堪能ください。
演奏会、美術館、博物館、動物園、公園、森・湖等の豊かな自然、そして市内観光・・・
様々経験が、音楽的感性を一層向上させ、演奏に新たなインスピレーションをもたらします。
尚、レッスンに関わらずとも、短期集中レッスン期間中のベルリンご滞在についてご心配な事がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
できる限りサポートさせていただきます。
皆様とのご縁を、心からお待ち申し上げます。
小宮尚子